WOWOW制作のドラマ、
「巷説百物語 狐者異(こわい)」&「〜飛縁魔(ひのえんま)」が、
今月28日、何度目かの再放送になります。
 ・「狐者異」28日(火) 午後0:00〜
 ・「飛縁魔」28日(火) 午後2:00〜

本放送を観たとき(「〜狐者異」(2005年))、
堤幸彦監督の作品の特徴というのも、
京極夏彦先生の原作もよく知らなくて、それでも、
(これはまた、破天荒に原作をアレンジしてそうだなぁ…と思いつつ、)
ぐいぐい魅き込まれました。
(以下、各作品ごとの感想です。)
昨日観た「手紙」について、書き足します。

沢尻エリカさんと、吹越満さんの演技について。
(以下、映画の内容に触れています)

本日、映画館で観てきました。
原作とは、設定や展開が変わっているところがけっこうあるのに、
原作を読んだときに感じたトーン、というか、心が動かされたツボが
そのままに映像化されていて、これは見事だなぁ、と思いました。

陰影の深い映像と重厚な音楽で
じんわり緊張が走る部分と、
明るく美しい映像・テンポのよいやりとりなど
心がパッと解きほぐされる部分とが、
巧みに配置されていて…。

観終えて、
登場人物ひとりひとりの心のあり様が、深く印象に残りました。
殺人事件の加害者・加害者の身内・被害者の遺族、そして
その人々をとりまく第三者…。
状況は特殊なのだけど、描かれているのは、すごく普遍的な
「人間のこころ」だったように、思います。

●映画「手紙」公式サイト
 http://www.tegami-movie.jp/ (掲載終了)

(以下、具体的な内容に触れた感想です。)
原作が、スパイシーでどこか透明感のある、ふしぎな「もつ煮」だとしたら、
このドラマは、こくのある「すまし汁」、という感じがしました。
リリー・フランキーさんの実体験から描かれた、原作の中の、
みずみずしくやさしい面を、うまく凝縮して、展開してみせてもらったような。
私の好みとしては、「もつ煮」のアクがたまらない、ところがあったんですが、
それでも、この「すまし汁」の、切なくも心のあったまる味わい…、
よかったです。
(以下、ドラマの内容に触れています)


この頃、毎週日曜よるは、榎木津探偵の高笑いが、
ラジオから聞こえてくるのを、楽しみにしています。

京極夏彦さんの中編小説集が原作の、このドラマ、
原作のユーモア感を強調して、軽妙で愉快な雰囲気につくられていて、
聴いた後は、ドラマでは端折られていた部分を、
原作を読み返しつつ、楽しませてもらっています。

12日放送分は、「百器徒然袋-雨」の第二編、『瓶長』が始まりました。

「踊る大捜査線」のスピンオフ作品は、
タイトルが「肩書き+個人名」で統一されていますが、
「灰島秀樹弁護士事務所」となっていてもおかしくなかったなぁ…
と思うほど、弁護士事務所の面々が、皆さんいわくありげで。
それぞれのエピソードをもっと観てみたいなぁ、と思わせられました。
(以下、ストーリーに触れています)


こんにちは。
立ち寄っていただき、ありがとうございます。
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スパム対策がしっかりしていそうなので、こちらにしてみることに。
これから、よろしくお願いします。

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少し、テーマを絞りましたが、
引き続き、お時間のあるときに、覗いてもらえると、嬉しいです。

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